神道への誘い
式年遷宮の主な祭典と行事
年次は、第61神宮式年遷宮(平成5年)の例に倣(なら)っています。
平成17年 山口祭(やまぐちさい)
御用材を伐り出すにあたり、山の神に安全を祈ります。
御杣始祭(みそまはじめさい)
御神体をお納めする御樋代(みひしろ)の御用材を伐り出します。
御船代祭(みふなしろさい)
御樋代をお納めする船形の御船代の用材を伐採するお祭り。
平成18年 木造始祭(こづくりはじめさい)
御造営工事にあたり、御用材に墨を入れて安全を祈ります。
平成18・19年 御木曳(おきひき)行事
旧神領の住民が2ケ月間にわたり御用材を両宮に曳入れる盛大な行事。旧神領の町内総出の晴舞台で、二見浦に浜参宮(はまさんぐう)をして心身を清めて行事に臨みます。また、全国からも一日神領民として奉仕します。
平成20年 鎮地祭(ちんちさい)
新殿を建てる御敷地(みしきち)での最初のお祭り。一般の地鎮祭に相当します。
平成21年 宇治橋渡始式(うじばしわたりはじめしき)
神宮の象徴ともいわれている宇治橋も新しくなり、渡女(わたりめ)や三世代揃いの夫婦を先頭に盛大に渡り始めを行います。
平成24年 立柱祭(りっちゅうさい)
新殿の建築にあたり、御柱(みはしら)の木口を木槌で打ち安泰を祈ります。
上棟祭(じょうとうさい)
正殿の棟上げの華やかなお祭り。棟木に連なる綱を引き、「千歳棟(せんざいとう)、万歳棟(ばんざいとう)、曳々億棟(えいえいおくとう)」のかけ声も高く棟木を木槌で打ち固めます。
平成25年 お白石持ち(おしらいしもち)行事
御木曳行事と同様、地元の旧神領民や全国の一日神領民がお白石を曳き、完成した真新しい御正殿の御敷地に奉納します。
杵築祭(こつきさい)
新殿の竣功にあたり御敷地を突き固めるお祭り。古歌を唱え、白杖で御柱の根元を突き固めます。
後鏡祭(ごちんきい)
新殿の竣功を感謝し、その平安を祈ります。
川原大祓(かわらおおはらい)
「遷御」の儀に先だって、御装束神宝や神宮祭主以下の奉仕員を川原祓所で祓い清めます。
遷御(せんぎょ)
式年遷宮の中心をなすお祭り。午後8時(※前回)、全ての灯りが消された浄闇の中、大御神は本殿を出御、新殿へ入御されます。百名を越える奉仕貝が御神宝等を手に付き従い、厳粛な古代絵巻が展開されます。