神社本庁
神道への誘い
参拝の方法
手水(てみず)
神社にお参りする際はまず、手水舎で手と口をすすぎ身を清めます。昔から清らかな水は穢れを流すとされ、手水は禊(みそぎ)を略式化したものといえます。
手水の作法
- はじめに左手を清めます。
- 次に右手を清めます。
- 左手に水を受け、口をすすぎます。
- 再び左手を清めます。
- 柄杓を縦に持ち、残った水で柄を洗い流します。
二拝二拍手一拝(にはい にはくしゅ いっぱい)
神社でも、家庭でも、神さまにお参りする際は、二拝二拍手一拝の作法で行います。特に家庭では、毎日、家族そろってお参りしたいものです。
参拝の作法
- 姿勢を正してから腰を90度に曲げ、二回拝をします。
- 胸の前で両手を合わせ、右手指先を少し下げ、二回手を打ちます。
- もう一度拝をします。
玉串(たまぐし)
玉串とは、榊の枝に、白い紙(紙垂・しで)を結び付けたものをいいます。玉串を捧げて神さまを拝むのが正式な作法です。
参拝の作法
- 玉串を受け取り、玉串の先を時計回りに90度回転します。
- 左手を下げて根元を持ちます。
- 玉串をさらに時計回りに回し、根元を神前に向けます。
- やや進んで、玉串を案(机)の上に置きます。
- やや下がり、二拝二拍手一拝をしてお参りします。
今日、日本人の社費生活の変化には大変めまぐるしいものがあります。しかしながら、こうした社会生活のなかにも、正直・清浄・勤勉・調和といった生活規範を見い出すことができます。
これらは、伝統的な生活心情として私たちの生活の中で共有されてきたものです。こうした生活規範を形成する上において重要な役割を果たしてきたのが神道といえます。
写真協力:神宮司庁、神社新報社、藤田庄市
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