神道
神道は日本人が天地諸々の神々を祭る営みを総称する名辞で、起源は日本人と共に古い。その営みが自覚され、「神の道」の名で呼ばれるようになったのは6世紀の末頃、31代用明天皇が病気平癒祈願の為、初めて仏像を拝まれた頃の事である。外来宗教である仏教を受け入れる事によって、日本人は自己の信仰伝統を自覚したのである。
この日本人にとってIndigenous Religionである神道は、その後の永い歴史過程を経て分化し、今日、四つに分類して理解されている。その第一は皇室祭祀、第二が神社神道、そして第三が宗派神道、第四が民俗神道である。