令和6年能登半島地震にかかる総長談話

令和6年01月11日

 令和6年1月1日石川県志賀町で震度7を記録し、マグニチュード7.6と推定される大地震が発生、更に北海道から九州迄の広い地域で揺れが観測された。地震発生直後に大津波警報が発出され、その被害も出た。先づ以て心からお見舞ひを申し上げたい。
 神社では社殿始め境内施設や工作物の倒壊、家屋やビルの倒壊等想像を絶する被害となり、北陸地区及び岐阜県などでも怪我人や大切な人命が失はれたことは痛惜の念に堪へない。
 1月5日現在、被災情報は完全には判ってをらず、亡くなられた方、安否不明の方は日を追って増加してをり、胸が痛む。
 本庁では直ちに災害対策本部を設置し、先づは被害状況の調査などを地元神社庁と連携し進めてゐるが、詳細は判ってゐない。近々開催される石川県神社庁の災害対策本部会議の協議を受けて、調査等の助勢に本庁職員を派遣し全容を把握する予定で、被害状況に依っては、神社庁を通じて関係者への義捐金募集を含め、復旧復興に格別の御協力をお願ひしたい。
 現在も強い余震が繰返されてをり、不自由な避難生活を強ひられてゐる多くの方々の苦しみに思ひを致し、各位の積極的な御支援、御協力を重ねてお願ひ申し上げたい。 

 令和6年1月5日
総長 田 中 恆 清