(本務神社の被災・修復状況)(兼務神社の被災・修復状況)
実施状況の詳細
東日本大震災により断層が誘発され、境内の地崩れ、斜面崩落などにより、御社殿が被害を被り、継続して復旧を進めている。
本務神社
- 斜面崩落の土砂撤去、本殿覆屋修復、本殿屋根修復、復旧作業の為に裏参道の修復、倒壊した灯籠、狛犬の修復を行った。
- 宮司、神社役員、総代の方々と倒木の恐れのある境内木の伐採と亀裂が生じた池の補修と泥さらいを行った。
- コンクリート製の一の鳥居の補修は業者に依頼し補修完了。
兼務神社
- 奥社参道を横切る断層により、約2mの段差が生じたが、氏子土建会社の無償による修復を受け、復旧完了。
- 倒壊した灯籠、狛犬の修復、山頂に鎮座し倒壊の恐れのある本殿と幣殿の切り離し、仮社殿の設置は支援を受け完了。
- 断層により倒木の恐れのある境内木の伐木を業者に依頼し完了。
経費
計 1,191,400円
- 土砂撤去 180,000円
- 本殿覆屋・屋根修復 860,000円
- 鳥居補修費 101,400円
- 伐木費 50,000円
成果
東日本大震災で断層による被害を被りながらも、あまり目を向けられない内陸の山里に鎮座する当社に、神社本庁・神社庁・関連の皆様の視察、支援を賜り、氏子崇敬者から神社の状況に対して理解を得る後押しともなり、復興へ向けての弾みとなった。
問題点
山頂に鎮座しているため復旧作業には危険が伴い易く、難航している。
反省点並びに改善案
諸行事に追われながらも、同時進行で復旧作業をもっと先へ進めなければならなかった。
同種の計画を持つ神社へのアドバイス
平穏であった頃の状況とは違い、とにかく早い判断と行動が必要である。