(例祭:子供神舞奉)
(中四国伝統芸能フェスティバル)
実施状況の詳細
- 曽根神舞のルーツは、豊後神楽(大分県)にあり、江戸時代頃に当地へ伝わったとされる。戦後25年ほど途切れ、昭和52年に神舞再興のための「曽根郷土芸能保存会」が発足し、その後、神舞へ重点を置いた「曽根神舞保存会」へ改称し現在に至っている。
- 練習は神社拝殿を利用して基本は毎月第2第4土曜日の19時から21時30分頃まで。
(1年目)
- 舞の向上の為にテレビ・BDプレーヤーを購入し、舞の確認修正や昔の映像などを見て研究もしている。
- 神舞と神話が通じるところから、神社本庁へ依頼して『神社版 まんがで読む古事記』第1巻~第4巻を各15冊づつ助成して戴き、古事記神話を学ぶ機会を作る。
- 式年大祭において神舞奉納と盛り上げのために鬼神の姿で御神幸祭へ参加する。
(2年目) - 4月7日に山口県の第11期教化モデル神社であった名合八幡宮(高橋ゆかり宮司)の末社例祭に招かれ神舞を奉納する。
- 新たな試みとして例祭の際、奉納する演目の説明書を配布する。
- 最古の資料として活用してゐる明治24年(1891)の神楽本を写真に撮りデータ化する。
「曽根神舞保存会」への改称15年を記念してオリジナルハッピを作製する。 - 兼務社である沼八幡宮の式年大祭において神舞奉納と出店。巫女の指導を行う。
(3年目) - 11月2日に島根県民会館で開催された第23回中四国文化の集ひ中四国伝統芸能フェスティバル」へ山口県代表として出演する。
ほか、巫女舞の指導と奉納(2年目から)、例年通りの八幡宮祭事への出演や協力、地域のイベントへの出演が主な活動である。
経費
- 液晶テレビ・BDプレーヤー代 67,300円
- 神楽本データ記録用USBメモリ代 1,270円
- オリジナルハッピ作製代(20着) 247,600円
ほか神舞採物和紙代・演目説明書紙代・例祭や公民館まつりのバザー諸経費・休憩時茶菓子代・各行事参加時の子供への褒美代などを年間40~50万円支出している。
成果
- 曽根神舞後援会報の発行、ケーブルテレビの報道、中四国伝統芸能フェスティバル出演により少しづつではあるが知名度が出てきたようである。
- 指定期間以前から変わらずの祭典やしめ縄作りなど行事への参加が新入会のメンバーにも受け継がれている。
問題点
- 会員の増強は難しい。
- 氏子世帯減少に伴う後援会会員の減少
反省点並びに改善案
- 平成29年が神舞再興40周年を迎えるため、それに向かって会員を増やす。
- 地域の伝統芸能であることを改めて周知させ、会員自身も高みを目指してゆく。