御田植え祭の紙行灯奉納

大阪府 奈加美神社 平成24年~27年実施

令和2年03月06日

実施状況の詳細

以前より、田植え終了奉告としての御田植え祭(虫送り)を斎行している。

従来は農業役員が提灯を手に参拝するだけであったが、地元の子供たちに紙行灯を作製して貰い、広く一般氏子の参列を促すことを目的に行っている。

○1年目

小学5年生が校外学習として田植えの体験を行っているので、これに絡めて紙行灯の作製、奉納を依頼したが、いい返事が戴けず、春祭りに仕上がった絵手紙行灯と、私立保育園児に依頼した紙行灯を境内に飾って神事を行った。従来の参列者に合せ、園児の保護者、5年生有志と校長先生を始め先生方にも参列戴き、5年生児童にも玉串拝礼をして貰い多くの参拝者で賑わった。

小学校では紙行灯の作製は叶わなかったものの、3年生の地域学習として御田植え祭を取り上げて貰い、神社で聞き取り学習会を行った。

○2年目

再度小学校に依頼するも1年目と同じ結果となった。

○3年目

漸く3年目にして小学5年生(3年次に地域学習で御田植え祭について学んでいる)にも紙行灯を奉納して貰えるようになり、以後継続して貰う約束となっている。

経費

紙行灯製作費              100円×200個=20,000円(農業団体が負担)

紙行灯奉納者御礼品      50円×200個=10,000円(神社負担)

成果

小学校の地域学習として取り上げて貰うことが出来、少し認識が高まったように思う。

多くの参拝者が集り、農業役員の意識も高まったように思う。

最小限の経費で多くの成果が得られたのではないかと思う。

問題点

祭典中に拝殿前に吊り下げた紙行灯が燃え出し、火災報知機が鳴るハプニングがあった。参列者が増え、子供の参加率も高くなった分、神事中どうしても騒がしくなってしまい、神事の雰囲気が少し損なわれる。

反省点並びに改善案

検討中

同種の計画を持つ神社へのアドバイス子供が手掛けた作品は保護者も楽しみに見に来て戴ける。そこからどのようにして神事に興味を持って戴くかが課題である。

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