実施状況の詳細
本務神社に、兼務神社の御分霊を奉斎する「御影社」があり、従前より毎年2月8日に兼務神社総代を招いての「御影祭」を斎行してきたが、そのつながりを更に深化させるために兼務神社の責任役員を中心とした組織である「御影講」を新たに設立した。
設立の目的は兼務神社間の交流を図ること、及び講員への神道教化を実践することである。
年に1度の総会、毎年2月8日の御影祭を中心として、25年度は「お白石持行事」にて参宮、26年度は本宮参りとして白山比咩神社(石川県)に参拝した。
成果
本務・兼務神社の氏子地域を一体化したものと捉えながら、本庁・県神社庁・支部・神社が行っている教化活動や神宮大麻増頒布対策などについて、直接説明することが出来るようになった。
前述の「獅子頭総覧」や「しめ縄体験」などの案内も、御影講を通じて全氏子への周知が可能になった。
問題点
神社運営の協力について積極的な神社(責任役員)と消極的な神社との差があること。
反省点並びに改善案
兼務神社のパンフレットを作製する予定であったが、本務神社HPにその詳細を載せたこと、費用の問題などから作製出来なかった。
氏神信仰を教化する意味において、まずは各兼務社ごとのパンフレットを作製していきたい。
同種の計画を持つ神社へのアドバイス
各社の責任役員が3名として、兼務社15社で45名。任期が4年として20年で225名の責任役員と深く付き合うことが出来ると考えれば、神社運営や神道教化活動における強力な味方となる。参拝旅行や懇親会を通じて宮司の考えを伝える格好の組織であると考えている。