実施状況の詳細
【趣旨】
御鎮座1300年を機に、新たな祭礼を実施し、郷土の新たな文化としての定着を目指す。
- 本務神社の元鎮座地とされている「本宮山」山頂に1300年振りに御祭神をお招きし「郷山祭」(さとやまさい)とし、祭典及び神事(神迎行事)を斎行。(平成25年9月21日)
- 「神迎神事」を行い、夕方篝火の中で古代笛(石笛等)の演奏を奉納。翌朝午前「神送り神事」を行い、伝承に基き、山頂から弓を射る「射弓行事」を斎行。(平成25年9月22日)
- 「郷山祭」には、地元小学校5.6年生の児童及び委員、並びに島根大学弓道部員3人が古代服を身に着け奉仕。又、記念大祭を委員、来賓参列のもと斎行。祭典終了後、境内特設会場にて一同が会し祝賀会を開催。
- 今後5年毎に斎行することを決定。
経費
謝礼 125,000円
矢製作費 53,000円
古代服生地代 35,000円
シャトルバス費用 30,000円
図書券 11,000円
その他費用 50,000円
合計 354,000円
成果
事前に新聞に取り上げられ、更に斎行翌日のマスコミで報道されたことは、神社の知名度及び住民の神社への意識向上に繋がった。又、その後、他の祭礼等の報道が増えてきた。
祭典奉仕に児童の参加を行ったことは、父兄や学校の先生方から大変好評戴いた。
山頂はNTTの所有で、コンクリートの大きな建物もあったが、このことを機会に建物及び建物周囲の柵を撤去して戴いたことは、今後の祭典等の実行のことを考えると、歓迎すべきことである。(平成26年11月撤去)
問題点
山頂での安全面及び交通手段(自家用車禁止)の面で、人数制限をしたため、希望者全員の要望に応えることが出来なかった。
地区内に小学校が二校在るが、参加児童を一校に限定したことが心苦しかった。
反省点並びに改善案
- 交通手段の検討が必要。
- 多くの児童が参加出来る仕組みを構築することが必要。
同種の計画を持つ神社へのアドバイス
- 継続出来るお祭りにすること。
- お祭りは、神職中心の奉仕ではなく、児童を中心とした一般の奉仕者で構成する。
- なるべく伝承に添った行事を行う。