実施状況の詳細
毎年6月に斎行する津島神社の御神札を受けてお社に祀る神事に始まり、還御の神事、例祭の宵宮祭及び当日行われる山車の曳行と御神幸の道楽、そして新年を迎える前に奉仕する除夜祭、午前0時にお仕えする初祈祷祭では、歳納めと歳始めと称する夜神楽を、年を挟んで奉納戴くということを継続実施した。
さらに昨年から鳴海祭り(裏方祭)に携わる山車と祭りが、名古屋市の無形民俗文化財に指定され、神楽会への補助や山車本体の保全費用の補助等が認められた。
経費
480,000円
〈内訳〉当日の奉仕料 60,000円
祭典の神饌品費 20,000円
山車保存会への助成金 400,000円
成果
山車保存会では、昨年区政50周年の奉祝に引き続き、今年は「祝名古屋市文化財」の文字を入れた幟を掲げ、山車には名古屋市文化財を標記した立て看板をつけ、地元の新聞にも掲載して戴き、参拝者を含む大勢の観衆に見届けられた。
問題点
本年度より名古屋市無形文化財指定に伴い、御神楽の継承等、行政と連絡を密にして取り組んでいく必要がある中、我々お祭りを執り行う神社側と名古屋市教育委員会との間に温度差があり、補助金が思うように割り当てられなかった。名古屋市の無形民俗文化財制度について、保存会の役員に理解して戴くことが難しく、補助金を支給する行政の在り方について検討することが今後の課題となる。