実施状況の詳細
地域に伝わる相撲甚句の保存会が平成16年に解散となり現在に至っているが、数年前に地元の小学校が、4年生から6年生に相撲甚句を題材にした授業を行ったことを契機に「子供を対象に相撲甚句を伝えては如何か」という地域の声が挙がっていた。教化モデル神社の活動を行っているこの機会に、保存会の組織作りを目指すことにした。
活動2年目から始めたが、まず保存会OBに協力を依頼し、授業で相撲甚句に触れたことのある小学生に声を掛け、集まった子供たちをOBに稽古して貰い、まずは8月1日の大祭の神賑行事で披露することを目標とした。OBの指導の下、6月中旬から7月31日までの期間に練習日を設け、練習場には社務所のほか、公民館を借りて稽古を行った。大祭の本番では、子供たちが披露した相撲甚句が大いに盛り上がり好評を博したこともあり、翌年には12名の子供が集まり、準備も円滑に進み、無事に執り行うことが出来た。
経費
10,000円
成果
大祭日の神賑行事の復活は、相撲甚句保存会OBだけではなく、年配の氏子の方々にも大変喜ばれた。また、練習を通して地域の子供たちとも繋がることが出来たという事も大きな成果である。
問題点
初回、2回目ともに多くの子供たちが参加してくれたが、来年からはその子供たちが中学生となり、部活動等で忙しくなる為、継続しての参加は困難になると考えられる。今後の小学生の募集等をどうするかが今後の課題になると考えられる。
反省点並びに改善案
相撲甚句保存会OBの高齢化もあり、今後の指導者の育成をどのようにしてゆくのか。
氏子青年会の発足と併せて組織作りをする方向で、現在考えている。