実施状況の詳細
神社に対する意識の啓蒙を図るための研修としたが、期間中は実用的な目的を兼ねて注連縄、わらじ作りの講習会を行った後の懇談を主たる目的とした。
経費
単年度30,000円
成果
指定前より財政的な事情により長期的な維持、経営について懇談、検討を重ね、意識の啓蒙を図っていたが、極端な少子高齢化の中に結果として、地域が一体となって産土神社を支えていこうという方向性を見い出していく成果があった。
自治会組織の中に、伝承文化委員会が新設されるなど、神社のみならず、地域が主導して実践できる活動にも期待するものである。
問題点、反省点並びに改善案
- 伝統的慣習や世代間の交流を目的としたが氏子・総代のみを対象をした。今後はつどいと合わせ、子どもと交流できればと思う。
- 研修の問題とは別だが、注連縄、わらじ作りの講習の所感として、田舎の農家が多い中にも、藁の支度や準備が大変だという事が分かった。既に注連縄すらも自前で作ることのできない現状は道具一つをとっても継承が無ければ伝統文化やその意味すらも急速に廃れる恐れがあると実感した。