(御輿修理)
実施状況の詳細
- 平成21年度境内整備事業
焼却炉の老朽化により、消防法に適した焼却炉の購入。自動焼却装置も装備している高温火力焼却炉なので、煙も少なく、灰も出にくいタイプである。 - 平成22年度境内整備事業
日露戦争戦勝記念石塔及び側溝の修理。土台根本から石塔が傾き、もしもの倒壊に備えて修理をした。それに付随する側溝もあわせて修理を行い、参道から続く、玄関口を整備した。 - 平成23年度境内整備第1事業
能舞台石階段の修理。能舞台に上がる石段にずれが生じ、地面から浮いた状態となり、秋季例祭能舞台使用時に石段が崩れる危険性があったので、修理となった。 - 平成23年度境内整備第2事業
自動火災報知設備の修理。重要文化財の本殿、県指定文化財の御輿および絵巻物等を所有しているので、自動火災報知器の設置が義務となっている。屋外装置は傷みも激しく、誤作動が度々起こるようになり、修理を行うことにした。 - 平成23年度境内整備第3事業
本殿禁足地の砂利整備。平成23年度末までの事業計画中のため、現在継続中の整備事業である。旧都祁村地域がスズランの南限地とされており、毎年6月頃、砂利の隙間から本殿禁足地内に多くの花を咲かせる。ところが、砂利が減ってきたため、雑草が混在するようになった。禁足地を美しく見せるにも砂利が必要となっている。 - 平成23年度御輿修理第4事業
県指定文化財「康正3年造立(1457年)」御輿の修理。先代の宮司の悲願であった御輿の修理を補助金を頂けることによって可能となった。平成24年2月末修理完成となる。
経費
焼却炉購入費用・・70万円
石塔・側溝修理・・30万円
能舞台石段修理・・10万円
火災報知器修理・・ 6万円(行政より補助金6万円を頂いている。)
禁足地砂利整備・・現在検討中
御輿修理費用・・・59万円(行政より補助金が269万円を頂いている。)
成果
境内整備事業は、計画を立てて徐々に行わなければならないが、神社振興対策 教化モデル神社の指定を頂いたおかげで、神社役員の方々にご協力頂き、年々整備事業を行うことが出来た。
20年に一度の御造営もあと数年後に控え、この整備事業の積み重ねがステップとなる。
問題点、反省点並びに改善案
整備事業を行うにあたり、事業費用を確保することが、毎年苦しい。
同種の計画を持つ神社へのアドバイス
あまり、無理をせず出来る範囲で、徐々にするしかないだろう。ただ、文化財の修理以外にも補助金を頂ける制度もあるので、それらを利用できれば助かると思う。