世話役の形成、組織化

宮崎県 亀井神社 平成21~24年実施

令和2年03月13日

実施状況の詳細

総代を始め何らかの形で神社に関わって下さる方がまったくいない状況であったため、世話役の組織化を目指した。

始めに氏子内の区長(7名)を何度か招集しお願いしたが、引き受けて下さる方がいなかった。

境内での作業を継続し祭りへの案内を繰り返すうちに、氏子の中で共に奉仕して下さる方々が現れるようになり、その方々で「亀井神社奉仕会」を形成した。

更に、より多くの氏子に神社を身近に感じてもらい会員を増やすために、社務所の運用をこの会に任せて広く地域に開放した。現在、「健康体操の会」「少年野球クラブ」「高校の同窓会」等は定期的に使用し、その他敬老会や子供会等が社務所で開かれるようになった。これによって、それらの会のスタッフが神社の清掃や祭りの世話等にも関わってくれている。

現在会員は十数名であるがその中心となっている数名が、毎月第2日曜日の大規模清掃を始めとする日常の境内の清掃、祭りの世話、また正月の大晦日から3日までの参拝者の接待等を自主的に運営して下さっている。

さらに地域に密着し、地域に認められる会を目指し、神社への奉仕に留まらず地域全般への奉仕活動を推進すべく奉仕会を中心に「亀井の丘夢づくりの会」を発足させた。これによって地域全般の清掃奉仕や植樹活動を行っている。

また、この神社は自分の本務ではなく兼務社でもあるため、会員の中の1人に神職資格「直階」を取得していただき神職としてサポートして戴いている。

問題点、反省点並びに改善案

子区域の区長の中で、神社の運営に直接関わって下さっている方は1人しかいない。

神社の事を氏子に漏れなく伝えるためには、区長の協力を得る事が不可欠である。

同種の計画を持つ神社へのアドバイス

一度神社と関わりがなくなっている人達に、再び神社に目を向けてもらうことの困難さを痛感した。やはり自ら行動を起こすことに尽きると思う。

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