実施状況
初年度
- 総代の助言を得て、各地区より候補者に成り得る者を選び、7名でスタートした。
- 概ね2ヶ月に一度の割で寄り合いを持つ。
2年目
2年度は5地区ある氏子区に在って、2地区はメンバーが固まりつつあり、趣に賛同し人員が増えつつあるも、残り3地区にありては地域性の違いからか、意識の違いや意思の齟齬が出てきた。
そうした中にあっても、予ねてより市当局に請願中の「参道松原道の復元」計画の実施が具体化してきた。そうした中にあって用地買収に当たって、地権者と市土木課との用地買収が難航状態であるとの情報を得、当会として側面から用地買収に協力する事になる。〈参道松原道復元ついては後記する〉
3年目
活動が意欲的な1地区においては、町内で和太鼓を9個購入(費用約100万円)し地域の若者の為と、地域の活性化のため地区の町名起源となる「あだびこ連」と称し、公開に向け練習を始める。
神社前の農地約400坪を神社の門前という事もあり、将来不可欠の土地と判断、神社の所有にせんと地権者と交渉に入る。(役員、総代了承済み)
社有林の孟宗竹排除について、NPO法人、県、市、森林組合を利用し、孟宗竹除去の実施に向け関係各機関と協議する。
経費
現在までに約5万円
成果
若者のまだ一部ではあるが、意識の変化が見られ(我々の産土神的意識の芽生え)、
地域を意識し、産土神社を身近な者として、捉えてもらえるように成りつつあると感じる。
- 情報、知識が宮司の耳により多く入るようになった。
- 若者の意見が神社運営に直接反映されるようになり、若者の気構えに変化が生じ、積極的になった。
問題点・反省点並びに改善案等
- 地区によって意識の温度差の解消。
- アイデアや発意のみではなく、行動や活動に展開出来る様に。
- 安易な事ばかりではなく、苦労や困難を体験することによって、互ひの絆や底辺の拡大を。
- 役員・総代との相互関係の維持。
- テーマのない集まりの中から、如何に皆の思いを引き出すか。
一人の思いが強すぎれば、他は退いてしまう事があるので。 - 地域といかに結びつき、地域ぐるみでいかに広げるか。
同種の計画を持つ神社へのアドバイス
- 所々の地域性をよく把握し、個々の性格、資質の見極めが必要。
- 個の突出を許せば当初のうちはスムーズにわりと容易にことは進むが、段々周りが意志の齟齬を起こし、離別する可能性があるので注意が必要。
- 特に宮司に企て、意図ある場合は、笑顔で話すぐらいの陽気さが必要である。