実施状況
初年度
- 本殿廻りを取り囲む瑞垣の軒下に、330mm×265mm×165mmの行灯を掲げる為、行灯を150個、併せて1830mm×1140mmの木枠9架を製作
- 行灯画を地元子供会に依頼するも断られ、急遽幼稚園及び小学校に依頼 するも不成就に終わり、初年度の実施を見送る。
2年目
- 公民館文化教室の「絵手紙教室」先生及び生徒さんに行灯画の制作依頼する
- 114点の作品が集まり、総代の妻女を動員して行燈枠に糊づけをし、祭日当日掲げる。
- 3年目
- 市内3ケ所の「絵手紙教室」の先生、生徒さんに行灯画奉納が広がり、灯100個と木枠7架増作する。
- 行灯197個を掲げる。
経費
- 電線埋設配線工事、豆電球配線の費用約95万円
- 行灯、木枠製作費約67万円
- 和紙代、賞品代、雑費約6万円
成果
- 参拝の楽しみが出来た。
- 行灯画奉納者及び地域の参拝者が増加し、家族連れの参拝が増えた。
- 口コミの力を改めて痛感した。
- 地域の住民とって、広く誇れる行事が出来た。
- ゆっくり参拝されるようになった。
問題点・反省点並びに改善案等
- 一夜限りの行事としたいのだが、長期にわたっての掲揚を切望する人が多数いた。今後この件について如何にご理解いただくか。
- 掲揚個数が増加しそうであるが、その掲揚場所と方法、雨天時の対応が課題。
- 行灯画の完成度が高く、あくまでも地域住民の手造りをと考える宮司にとって、今後製作者を氏子或いは氏子区内住民に移行する事が、果たして出来るのか。
- 絵手紙と言うブームに乗ったところがあるが、今後この愛好者数がどう変化するのか。
- 時間帯によっては、3年目は従来の駐車場では対応できず、交通渋滞を招いてしまった。
- 「夏越の大祓」の本義が失われないように。
同種の計画を持つ神社へのアドバイス
- イベントはあくまでも人集め手段であること。
- 氏子、氏子区内の住民を第一の対象とすること。
- 継続性が求められる。
- 急激な変化は、急激な負の変化に繋がる。