実施状況の詳細
建設までに至っては3年前より計画を立て神道組の皆様へ、建設の趣旨を伝え協議してもらい全員の了解を得た。
次に責任役員と神社総代並びに区長に、神社境内の一角に祖霊社を建設したいことを伝え、そして建設する趣旨と祖霊社の形態や内容を話し氏子に諮り了解して戴いた。
1年後に寄付に当たって、神道組の役員と大工と相談して予算書を作成し、神道組の皆様に協議してもらって、1戸あたり8万円の寄付をして戴くことになった。
次に神社本庁の承認申請をして了承され、建設の運びとなり、地鎮祭・上棟祭・落成式と斎行し、平成23年9月25日に遷座祭を執り行い無事に御鎮座して戴いた。
経費
収入
- 寄 付 2,240,000円
- 神事玉串料 56,500円
- 落成式祝金 33,000円
合 計 2,329,500円
支出
- 建築工事代 1,972,089円
- 電気工事代 72,500円
- 社殿通路工事代 37,380円
- 衣装代(斎服) 120,698円
- 三宝代(5台) 21,000円
- 落成式お供え代 15,443円
- 落成式祝折等代 48,825円
- 上棟祭(祝金・大工へ) 5,000円
- 諸経費 22,050円
合 計 2,314,985円
残 金 14,515円
残金は幕の購入に充てる
助成金の一部で周囲の整備をする
成果
神道の方で、本殿の中にあった祖霊舎を知らない人が多く、今回拝観も併せて知っていただいた。今まで申し訳なくも神殿の前をお借りして、1月14日の寒い中年始の先祖祭を執り行っていたが、今年から祖霊社で斎行することができ、お年寄りに暖かい中で参列されて喜ばれた。
問題点、反省点並びに改善案
建設場所がいろいろな人の意見があり、なかなか定まらなかったこと。予算について少し多めに取っていたが、社殿までの通路の費用を算出していなかったので、その分加算して幕の予算が不足したこと。
同種の計画を持つ神社へのアドバイス
予算で漏れのないように算出して多めに出すことと、建設後の年間の維持運営費も予算を組んで協議したほうが良いと思う。