春日神社千二百年祭

大分県 春日神社 平成21年~24年実施

令和2年03月13日

実施状況の詳細

平成18年9月に実行委員会を結成して準備にとりかかった本式年祭であるが、20年12月に「モデル神社」の選定を受けたことから、実行委員会の会議にかけ「モデル神社」を記念事業のひとつに加えることとした。結果的には、氏子内外に本施策を広める良い機会となったほか、此処数年間にわたる当社の活動が認められたことの喜び、さらに「モデル神社」を記念事業へ追加することにより、この式年祭を一層意義あるものとすることが出来た、との実行委員会会員の認識を得ることとなった。

本式年祭は平成21年4月10.11.12日の3日間にわたり各祭典と記念行事が、また平行して営繕等の記念事業が行われた。そして、この期間中の奉祝式典の中で神社庁長による「モデル神社」指定書の伝達式が行われた。また奉祝行事において、同じく今期に長崎県からの選定となった佐世保・春日神社高倉宮司により「平戸神楽」が奉納された。この「平戸神楽」奉納がきっかけで、秋には当地に伝わる「草地踊り」を返礼に奉納する研修旅行へと発展した。そしてこれらを実施した成果として、氏子のなかに歴史ある氏神さまを戴くことの誇りと、外部に対して当社の存在を知らしめる、という好結果を生むことができた。ややもすると、この式年祭を終了した時点で息切れすることを心配していたが、この勢いのままに、引き続いて「モデル神社」に取り組もうとの意欲が生まれたように感じている。

○各祭典・記念行事

4月10日 天皇皇后両陛下御結婚満五十年奉祝祭・春日神社千二百年祭大祭奉告祭

4月11日 春日神社千二百年祭式年大祭・同奉祝式典・奉祝各芸能奉納

4月12日 「春日神社大潮汲み神事」の75年ぶりの再現・勧学祭・神楽奉納・餅まき

○記念事業

   本殿申殿神楽殿の改修工事等

   市指定文化財「春日神社大潮汲み神事絵巻」の表装直しと複製パネルの拝殿常設掲示

   記念碑の建立

   報告誌の刊行

   モデル神社事業

経費

12,000,000円

成果

2年半をかけて準備した甲斐があり、氏子を挙げて盛大な式年祭を執り行うことができた。そして何よりも氏子が氏神さまを一層誇りに思うようになったことが大きい。

問題点、反省点並びに改善案

  • 準備期間を十分とったつもりであったが、地区外の方への広報、報道関係への紹介等がまだまだ行えたのではないか。
  • 年度末を目指して刊行予定の、千二百年祭報告誌の資料集めを機会ある毎に投げかけたが、集まらなかった。
  • 新調したはっぴの管理・・・秋祭り等で活用しているが、利用後のクリーニングなどに余分な経費が必要となってきた。
  • 75年ぶりの大潮汲み神事を再現したが、一部からは式年祭まで待たずに数年間隔で実施してもらいたいとの意見があり、いまだ方針が定まっていない。これもやはり、経費に関わってくる問題である。

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