実施状況の詳細
本項目は選定報告書第三年度目の目標に掲げていたが、1年間前倒しして2年度目に取り組むこととした。平成15年春に三笠山のうち3500坪を切り開いて公園化を目指し、桜150本を中心につつじやもみじ、さらに和りんごなどを数年かけて植樹してきた土地について、当初のみの状態では起伏が多く切り株も残っていたことなどから、今回重機をいれて段階的に整地を行うこととなった。
三笠山の管理については総代会のほかに「三笠山を愛する会」がその中心となっている。この度の作業ではさらに地区の青年会である「和楽会」や一般氏子の有志も作業に参加した。リースの3台の重機は当社責任役員の経営する運送業者が搬出入し、さらに総代が操作して作業を行ふなど経費の節約にも配慮した。重機での作業班を除く他の参加者は桜の下枝打ちや補強など、また婦人部はお昼の炊き出しなどを行った。そして開花後はさっそく奉仕メンバーで花見の会を開催、また他地区からも花見に訪れた会が2組あった。
また当初確定しないままに「三笠山さくら公園」と呼んでいたが、この整地作業を機会に「くさじ三笠山 ふるさと公園」と正式に命名し、造成中に掘り出された石を使って石碑を建立した。これにより永年に亘って親しまれる氏神さまの境内となるべきスタートとなった。
そして3年度目となった23年4月、「三笠山を愛する会」と総代会が中心となって氏子全体に案内を行い、氏子50名が氏神さまの境内に集い花見会を開催した。今後はこの花見会を継続するべく、指定期間終了後となる平成24年4月の日程もすでに確定している。
経費
- 重機借り上げ・燃料代 15万円
- 昼食飲物他雑費 1万円
- ふるさと公園石碑 22万円
成果
植樹から10年、そして整地から2年と、徐々に公園が整ってきた。それにつれて氏子外からも知られるようになってきたことが大きい。
問題点、反省点並びに改善案
除草作業は上記メンバーを中心に年間2度行っているが、どうしても夏場の活性時期では草刈が間に合わなくなっている。経費の問題もあるが、今後はシルバー人材センターなどの利用も含めて、年間を通じある程度の景観を保てるような努力が必要となってくる。