実施状況の詳細
長崎県の県民参加の森づくり事業の1事業として、境内の山林部に「ぬくもりの木道」を、NPO法人ぬくもりの木道より申請設置してもらった。施工にあたっては、神社総代会、青年会、総合型地域スポーツクラブやまんた倶楽部、長崎県立大学マリンスポーツ部などに協力してもらい完成した。また、竣工落成式・渡り初め式の際に、境内にて「千年の森で遊ぼう」を開催して、地元の子どもたちを始め、一般の方々に境内にて野外活動や体験をしてもらひ、最後に遊歩道にメッセージを書き込んでもらった。
実施期間=平成21年6月~平成24年3月
- 第1期工事 竣工落成(平成22年3月22日)
- 第2期工事 竣工落成(平成23年4月13日)
- 第3期工事 竣工落成(平成24年3月18日予定)
設置場所=神社境内の山林部
経費
ながさき県民参加の森林づくり事業からの助成金による。
設置距離 総工費 助成金
21年度(1年目) 80m 974,000円 950,000円
22年度(2年目) 100m 1,399,542円 1,304,458円
23年度(3年目) 120m 1000,000円 957,000円
合 計 300m 3,373,542円 3,211,458円
成果
- 荒れ放題だった境内の山林部がきれいになった。
- 8%以下の勾配で、車椅子やベビーカーでの境内散策が可能となり、身体障害者、老人や子どもたちにも喜ばれている。
- 拝殿前の階段脇にも設置し、車椅子での神社参拝が出来る為、老人ホーム等の施設入所者の参拝が増加した。
- 隣接の幼児園、氏子区域内の幼稚園より園児が参拝、遊びに来る回数が増えた。
- 2年目終了後、近隣の婦人会有志より「遊歩道の周辺に花や樹木を植えて下さい」と寄付金の奉納があり、植栽して華やかになった。
- 3年目には、氏子区域内の婦人有志が「花を植えさせて下さい」と申し出があり、千年の森づくり実行委員会として組織化して、通年に渡り神社の杜づくり活動が出来るように、ただ今準備中である。
問題点、反省点並びに改善案
- 設置団体と管理団体が違うので、事故などの時の責任が問題。
- 対応年数や維持管理、老朽した時の補修などどうするのかが問題。
- 主催者と協力団体と神社との連絡がうまくいかずに、3年目は青年会の協力が得られなかった。
【今後の展望】
- 遊歩道周辺に、梅・桜・ツツジ・アジサイなどがあり、春には「花まつり」を実施したい。
- 千年の森づくりで集まった婦人有志に呼びかけ、神社敬神婦人会を結成して、婦人活動を展開してもらいたい。
- 定期的に、花見や森林散策、自然観察会等を催し、神社に参拝してもらう。