実施状況の詳細
- 当初計画した通り毎週1~2回の稽古を継続して行い、神社の祭典時に奉奏する演目に関しては笛・太鼓・舞ともに継承することが出来た。
- 特殊な演目に関しては、他の神楽保存会師匠の元に伺い稽古をつけて戴いている。
- 都留文科大学において毎年開催される「子どもまつり」に参加し、神楽披露及び体験コーナーを開設し、市内に伝わる伝統神事芸能の普及につとめた。
- 小野神楽保存会のシンボルマークを作成、Tシャツにプリントし、全員が着用し相互の団結を図った。
- 保存会代表者が、神楽保存の活動を「子どもと若者と公民館」と題し、関東甲信越静公民館研究大会・県内韮崎市公民館研究大会・都留文科大学において発表した。
- 稽古に関する記録を作成し、今後の目標を設定した。
経費
- 獅子頭及び舞衣の熊毛購入及び洗濯代 50,000円
- オリジナルTシャツ作成費 50,000円
- 練習用太鼓購入代 30,000円
成果
当保存会が教化モデル神社に指定され活動を盛んにしていることに刺激を受け、幾つかの神楽保会においても年間を通しての保存活動が始まった。また、小学校4年生以上に笛を買い与え、稽古への参加を呼びかける神社も現れて来た。神楽保存会の代表者が、関東甲信越静公民館研究大会・県内韮崎市公民館研究大会・都留文科大学において発表を行った際、神社本庁よりの神社振興対策教化モデル神社についての質問が多数寄せられた。
問題点、反省点並びに改善案
正式な形で伝承されている御神楽を探し、崩れている部分及び欠損部分の修復を図りたいと考えたが、探し出すことが出来なかった。
同種の計画を持つ神社へのアドバイス
長く続けることと、稽古ばかりでなく発表の機会を多く作っていく事が大切である。