実施状況の詳細
地場産業の振興も含めて、当地でサツマイモを普及させた吉田弥右衛門を主祭神に、青木昆陽を配祀神として、新たに境内社を造営・鎮座した。その記念事業として、御神田行事と同じようにサツマイモの御神園行事(苗植祭、収穫祭)を行い、親子による参加を募り、収穫されたサツマイモは御神前に奉納した。また、いも焼酎の御神酒「富乃神明」を作った。
苗植祭・遷座祭では、地元小学生16名により豊栄舞、朝日舞の奉納を実施。正月には報恩感謝祭(焼き芋祭り)を実施し、地元農家の奉納により2,000本の焼き芋を無料提供している。
また、お宮を造営し、境内社にいも神様に相応しい狛犬、撫でいもを設置した。東京オリンピックの聖火台を制作した埼玉県川口市の故鈴木文吾氏に監修、制作にお力添へをいただく栄誉にあずかることができた。この事業については氏子の皆様のご理解をいただき1,000万円を超える御奉賛を賜った。
(いも堀り祭) (撫でいも)
経費
約835万円
(お宮・台座約300万円、狛犬、撫でいも250万円、奉賛者銘板110万円、遷座祭費用100万円、御神酒製造75万円。)
成果
教化モデル神社指定に当たり、中心となる事業となった。神社のおかれている歴史、産業、文化などの環境の中で、当社らしさを出すことができた。その結果、新聞(読売、産経、埼玉)、ラジオ(NHKラジオ第一)、テレビ(TBS、テレビ東京等)などのマスコミ、メディアでも取り上げていただいた。事業遂行にあたり、大勢の皆様にご参加いただき、広報、教化で大きな成果を作り出すことができた。
問題点、反省点並びに改善案
継続できるものと継続できないものがある。祭祀舞については継続を考へてゐたが苗植祭、遷座祭のみで実施。収穫祭、焼き芋祭りは継続実施している。